この世界は仮想現実かもしれない
こんばんは
六分儀です。
皆さんは自分がゲームの中のキャラクターなのではないか...なんて冗談めいて思ったことがありませんか?
「俺のプレイヤー、コントロール下手すぎ!」とか「キャラの能力配分間違ってない!?」とか。
自分はたまに思います...
さて、今夜は「この世界は仮想現実かもしれない」というお話をしましょう。
私たちが生活している現実世界が実はAIが作り出した仮想空間だった...
1999年に公開された映画「マトリックス」はその内容から大きな反響を呼びました。
このように我々人類が生活しているこの世界は、コンピューターによって作られたシミュレーション世界であるという「シミュレーション仮説」と言うものがあります。
オックスフォード大学の哲学者ニック・ボストロム博士が「私たちがシミューレーションの住人である可能性は100%に近い。」という仮説を発表しました。
どこかの高度な文明が驚異的に発達したスーパーコンピューターを用いて現実世界をシミュレートする可能性を考察し、導きだした結論です。
また2016年、超大物実業家であるイーロン・マスク氏はこの仮説に賛同し「わたしたちはシミュレーションの中で生きている可能性が高い。」と発言し大きな話題を呼びました。
この世界が仮想現実であるとういう仮説に至る根拠が幾つかあるのですが、その中の1つをここでご紹介いたしましょう。
二重スリット実験
電子を2つのスリットが入った板を通し、反対側にある壁にどのようなパターンが映し出されるかという実験です。
スリットが1つの場合、電子を打ち出した反対側の壁には縦一本線の模様が映し出されます。(粒子としての特徴)
では、スリットを2本にした場合の結果は縦に二本線の模様が映し出されると予想されます。
しかし実際には干渉縞と言われる縦縞模様が映し出されました。(波としての特徴)
そこでスリットを通る様子を装置を使って観測してみました。
すると......反対側の壁には縦縞模様ではなくなんと、縦二本線の模様が映し出されました。(粒子としての特徴)
つまり...
観測をすることで実験結果が変わるのです!
オープンワールドのゲームはプレイヤーの視点に入る様々な風景、人々(NPC ノンプレイヤーキャラクター)が動いているわけですが、これによりあたかもゲーム内のすべての世界が動き存在している様に錯覚させています。
しかし実際にはコンピューターの負荷を減らすために、視点に入った時点でプログラムが作動し世界が動いているだけで、視点外の世界は何も動いていない(もしくは何もない)のです。
二重スリット実験はプレイヤーが観測することによって、プログラムが起動されたかの様な結果ではないかという考察です。
そう、オープンワールドのゲームの様に。
二重スリット実験の不可解な結果は、この世界がプログラムによって構築されていると仮定すると説明がつくというわけです......
二重スリット実験がネット上で広まるきっかけになった動画をご紹介しましょう。合わせてご覧ください。
皆さん、この世界がもし仮想現実だったら寂しく思うでしょうか?虚しい?
もしかしたら可能性の広がりを感じる人もいると思います。
どうせなら前向きに捉えて、楽しく、健全にこの世界を楽しみましょう。
この世界が仮想現実であるとういう仮説に至る根拠はまだまだあるのですが、また機会があったらお話ししたいと思います。
では、おやすみなさい